基本地図帳について
基本地図帳
地図706
A4判 166ページ
検定合格日:2021年3月30日
生徒が興味・関心を引く、ビジュアル中心の基本地図帳
  • 世界と日本の地図(一般図)53図
  • 資料図(主題図)200以上,写真253点
著者からのメッセージ
著者
長井 伸仁
ながいのぶひと
東京大学准教授

かつて、「世界史は必ずしも幸福の地盤ではない。幸福な時期とは世界史における空白なページである」と述べた思想家がいました。たしかに、歴史の教科書には「空白なページ」などありませんし、書かれているできごとには戦争、経済危機、さらには疫病など、不幸というほかないことがめだちます。

とはいえ、そうした苦難を人類がなんとか乗り越えてきたのも事実であり、歴史の教科書はそのような視点からも読むことができます。危機のときに人々がどのように対応したのか、そこからどのような教訓を得たのか、そして、つぎに同じようなことがおこったときにその教訓を生かせたのかどうか、などが浮かび上がってくるはずです。現実には、解決されないまま課題として残っている問題は数多くあり、誰もが今後、そうした課題になんらかのかたちで向きあう必要があります。この教科書は、そのようなときに過去のできごとを思い出してもらえればと願いながら、執筆しました。事項はしぼりつつも重要なことは網羅し、また思い出しやすい記述になっているはずです。

教科書のどのページを開いても様々な人物が登場します。生没年や業績とともに詳しく説明される人から、写真の片隅に写る名もなき人まで、だれもが「歴史上の人物」です。不幸や苦難をもたらした人もいれば、そこに巻き込まれ流されつつも懸命に生きようとした人もいます。歴史の教科書は、そのような有名無名の人々の記録でもあります。

今を生きる私たちも、もしかしたらはるか未来の教科書の片隅に写って、思いを馳せられているのかもしれません。そのときでも、教科書に「空白なページ」はないでしょうが、「幸福な時期」がこれから増えていくことを願っています。

執筆者
澤野 理
さわのおさむ
神奈川県立逗子高等学校教諭

私たちの生きている現代の世界は、ある日突然にあらわれたのではありません。過去におきた様々なできごと―それは人によるできごとだけでなく自然の力によるできごともあります―のうえに現代の世界があるのです。歴史を学ぶということは、過去のできごとについて学ぶことを通じて、現代の世界の成り立ちや諸問題をみつめ、未来をよりよい世界とするための道筋を考えることといえるでしょう。歴史総合は、現代の世界とのつながりや影響の強い近代・現代の歴史について、日本の歴史と世界の歴史を同じ科目で学びながら、それぞれのできごとを比べたり、おたがいのつながりや影響を考えたりすることをめざしています。そのためには、単純に歴史用語を暗記するだけではなく、それぞれのできごとについて、「いつ」「どこで」「どのようにして」、そして「なぜ」というような「問い」を自分から発する姿勢をもちながら学習することが重要となります。とはいえ、誰もがいきなり自分なりの「問い」を立てるということは難しいでしょう。この教科書では、高校生のみなさんが様々な「問い」をみずから立てられるようになることをめざしてつくられています。最初は、教科書の問いについて考えるだけで精一杯となるかもしれませんが、学習を進めていくにしたがい、自分なりの「問い」や答えを考えられるようになるでしょう。

この教科書での学習を通じて、現代の世界について主体的に考え、そして、よりよい未来のために行動できる人間となるための基礎力を高めてほしいと願っています。

この教科書の魅力
教科書の特徴
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